弘前ねぷた参加団体協議会(大中実会長)は、3月5日に弘前市民会館会議室において臨時総会を行いました。総会後、特別企画として、当協議会賛助会員の現職県議らによる「弘前ねぷたについて思うこと」と題したフリートークの場が設けられました。
特別企画には、当協議会賛助会員で現職県議の6名(安藤氏、岡元氏、川村氏、齊藤氏、谷川氏、菊池氏)全員と同賛助会員の鶴ヶ谷氏の7名が出席し、当協議会から事前に送られたねぷたに関する意見やアイディアアンケートの披露や、自身が感じている弘前ねぷたの課題などについて熱く語りました。
会場には約50名のねぷた団体関係者が傾聴しており、弘前ねぷたには青森県行政も関わっていることを再認識したり、ある県議からの情報で、八戸市が実施した地元まつり期間中には青少年の部活動などを自粛する動きなどが紹介され、弘前でもできるのではないだろうかと興味津々で聞いていました。
また、特別企画の結びには、地域のおまつりの活性化のためには、地域の議員が団結して県行政に働きかけることも可能なのではないかという提案もあり、大いに盛り上がりました。
大中会長も「これまでは弘前市やまつり実行委員会との交流や交渉に専念してきましたが、県が管轄する道路もあるし、青森県全体の地域文化の発展の中の「弘前ねぷた」という位置づけであれば、青森県としても考えてもらう事案もでてくることに気が付き、今回の特別企画は大成功だと思います。選挙前の忙しい時期にもかかわらず、7名の参加をいただき本当に感謝しています。」とのコメントがありました。

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以下、弘前ねぷた参加団体協議会から弘前ねぷたまつり主催者への要望事項に対する7名からのご意見やアイディアを取りまとめましたのでご参考ください。
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■No.3 若手絵師・組師のための前ねぷたコンテストの実施をしてほしい
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・ご提案のコンテストにも賛同しますが、合同運行オープニングセレモニーの中で初めて、絵師・組師となった人を紹介するなども良いのではないかと思います。
・賞の数を増やしてはどうか?例えば「絵の部門」「囃子の部門」「前ねぷたの部門」「歴史の部門」など

■No.4 町会運行実施の際にも、合同運行と同様に運行奨励金の支給をお願いしたい
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・合同運行も大切ですが、地域で作ったねぷたを町会などを運行することは、ねぷたの大切な要素。インセンティブという点で奨励することにより、地域とねぷたの距離感も近づくと思います。
・ねぷたが弘前を作っているといっても過言ではない。もはや文化の一翼であり、ねぷたチーム内の和や地域との絆などにもの凄さを感じている。
・老人はまちなかの合同運行を見に行けない方もいらっしゃり、町会運行はとても大切だと思うので、町内運行を重視した政策もあっていいと思う。

■No.7 駅前運行の大町の中央分離帯の撤去・改良をしてほしい
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・中央分離帯の撤去はもちろんのこと、運行コースにおける電線の地中化や信号機・道路標識他、ねぷた運行に支障をきたすと思われる一切の道路施設の見直し検討を県議を通じて要望していってはどうか。参加団体の声が上がれば県議員団としても動くと思う。
・分離帯の撤去が困難な場合を含めて、反射鏡など障害物(障害になるようなもの)を脱着可能にできないか確認する。

■No.10 運行コースの樹木の剪定の徹底を図ってほしい
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・樹木の剪定等については、参加団体が支障場所がわかっているのでそれらを集約し、市道、県道別に協議会あるいは主催者から申し入れをし、一括剪定して貰う方法はいかがか?ねぷた団体から要請があれば、議員としては動く。

■No.11 「なぬかび」を市民の休日にしてください!
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・8月1日から7日にかけてが弘前ねぷたまつり期間だが、子どもたちのスポ少や部活動の試合などが入っておりねぷた祭りに出ることがかなわない子供もいるようだ。これは他の町でも様々な地元のお祭があるときも同じで、地域行事に出ることができないようだ。八戸ではえんぶりの期間中の特定の曜日に、一切のイベントを入れないよう申し入れたと聞いている。これは大きな進歩であり、弘前もそうしたほうが良いし、県議会としても、地域行事の尊重という観点から、各地で率先して地域行事に出ることができる環境づくりについて検討していく余地はあると感じている。弘前でも先ずは8月1日から7日の中の日曜日は部活等を行わないようにするとかの措置をとってもいいと思う。

■No.14 参加団体内部の情報共有の徹底を図るために、安全会議でもっと議論する機会を設けてほしい
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・以前、事故があった時より「弘前ねぷた参加団体協議会」の存在感や役割が非常に大きくなったと思っている。当時、団体同士の情報共有の場や、団体間のコミュニケーション不足という課題もあり、その意味では二度と事故を起こさない自主的な団体同士の協議会の役割は重要です。行政はそれを担保できるように必要な制度整備をするべき。

■No.16 学校教育との連携の促進を図ってほしい
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・ねぷた絵師における、学校での講座やクラブなどの推進が望ましいと思います。
・教育との連携は大変重要性があり、市内でも「ねぷたと学校活動」の連携が上手くいっている事例がある。課題とすると、学校長や教育現場の方々の理解が重要であり、その意味では教育現場の先生方や教育行政との「ねぷた」との距離感を縮めてほしい。ねぷた期間は「ねぷたウィーク」として部活動や学校行事を休むなど、「ねぷた」への教育現場との連携を促進しなければいけない部分は多々ある。

■その他、コミュニティと人格形成について
県議や候補予定者からの意見・アイディア
・学校教育のみで「教育」活動がすべて達成されるわけではなく、昔から地域は「教育」の重要な一翼を担ってきたと考えています。地域の連帯感や地域の結びつきが希薄になってきた今は「ねぷた」こそが地域の「教育」という大切な役割を担い「コミュニティ形成や人格形成」に対して大きく貢献していると実感しています。
・ねぷたの組織とは、一生懸命取り組む人を温かく迎え入れ・認めてくれる組織であり、学校教育とはまた別な観点から人間形成をおこなっており、とても大切な行事だと思う。これを今後も絶やさないことが大事だと思う。、

■その他、県議や候補予定者からの意見・アイディア
・土手町運行と駅前運行の日程バランスを検討し、新たにイトーヨーカドー前に桟敷席を設け、観客により迫力のある目線で鑑賞してもらう。またこれにより市内及び周辺宿泊施設へのお客様も増え、ねぷたまつりが地域経済により貢献できることとなる。
・弘前公園内、旧陸上競技場にねぷた団地をつくり、この場所でねぷた製作。まつり期間中は日中はお囃子を披露、昼間の観光客へのサービス。ねぷたをどこから出すか、入れるかが課題。
・見る側にたったねぷた運行。子供ねぷた、昔のねぷた、組ねぷた、近代ねぷた等にグループ化し運行することでみる側にとって楽しい運行になるのではないかと思う。
・審査に関してはいろいろな意見があるようですが、Ⅰ日から6日まで審査をして「なぬかびおくり」の際に発表・表彰式を行うことはどうでしょうか?(もりあがるのでは?)待機場所での状況なども審査の対象に含むことにより、事故も少しは減るのではと考える。
・今後の「ねぷたまつり」を担うのは、参加団体であり、参加団体同士の協力関係であると思う。地域にとっての大切な「ねぷた」を次の時代へつないでほしいし、私もその役に徹していきたいと思う。
・伝統とはある意味型にはまったもということになる。ねぷたを出すこと・見せること・もっと楽しむことにも取り組んでほしい。ジャワめぐこともねぷたの魅力だと思うので。・弘前ねぷたは伝統を重んじて来られていますが、守るものばかりではなく、もっと楽しさを追求して変えていくものもあってもいいと思います。