市民会館会議室にて、18時より弘前ねぷたフォーラムが開催されました。
パネルディスカッションには、弘前市長桜田宏氏と、津軽錦絵作家協会 会長の三浦呑龍氏がパネリストとして出演しました。
テーマは「令和元年!熱く語ろう!弘前ねぷた!」でした。

桜田市長談
弘前市が昭和52年に発行した「美しい弘前ねぷた」という本があり、この本に影響を受けた。今回、弘前観光コンベンション協会が改訂版という位置づけで発行した「弘前ねぷた本」は、それを更に上回る情報量と熱量で書かれており、これを読んだ子どもたちがまた、弘前ねぷたの熱狂的な支持者となってくれると確信している。弘前ねぷたとは、究極の素人「ねぷたバガ」が先導し、市民がそれを応援するといったお祭りであり、バラエティに富んだねぷたが今後も出てくることを期待している。
令和という新時代になるが、過去に学ぶ事が大事だと思う。私達は、今をしっかりとやることも大事だし、新しいことにもチャレンジする心を持ち続けてほしい。自分に納得いくまでねぷたをしているか?楽しんでいるか?という一所懸命さが今日まで弘前ねぷたを伝承してきている原動力だと思う。
各ねぷた参加団体の活動は素晴らしいと思う。殆どが手弁当で行われており、自発的なまつりといういみでは弘前ねぷたは最高だと思う。
これまでも、集合時間問題、終了時間問題など様々な問題を主催者側と共に解決してきた。これからも協力してこの大切なおまつりを続けていってほしい。

三浦会長談
幼少期に、近くのお寺さんにでかけては、ねぷた絵を描いているところを見学していた。竹森節堂絵師、吉谷さんの凧絵、金魚ねぷた、弘高ねぷた、石澤龍峡師匠、看板業者の武田さん、長谷川達温絵師、津軽道場(ねぷた囃子)など、様々な方や団体から影響を受けてきた。
ねぷた喧嘩については、あまりいい思いはもっていない。やはり喧嘩であり、正当化するのはどうかな?
毎年ねぷた絵を描けることに感謝している。ねぷた絵師としてねぷた絵の指導をしている。北海道斜里町や埼玉県北本市など、県外でも実施しており、延べ1万人以上の教え子がいると思う。他県でもこのねぷたが普及しだしているのは、ねぷたが楽しいお祭だからだと思う。そこには、絵師や運営団体の他にも、市民の目・情熱が関与しているからだと思う。
博物館に勤務していた当時、特別展示室にて「弘前ねぷた展」を企画した。幼稚園児からご高齢の方に至るまで、見て楽しかったというお褒めの言葉を頂いた。考えてみれば、弘前ねぷたは幼少期から老齢期まで、一生楽しむことができるおまつりであり、弘前に無くてはならない民俗行事だと思う。これを絶やさないよう、今の我々の世代が頑張り、次世代につないでいければと思う。
青森ねぶたのいいところは、二輪で台座が前後に傾くので、「見得を切る」ことができる。観客席の前で行えば、大迫力である。茂森新町のねぷたも同様な取り回しができて、見る人を魅了していると思う。魅せる工夫というのも大事だと思う。
ねぷた参加団体の皆さんに、是非やってほしいこととして、ねぷた絵を貼った後は、ねぷた小屋でねぷたを見れるようにしておいてほしいということ。子供の頃は、ねぷた小屋をあちこち見物にでかけたもので、その際、ねぷたが折り畳まれているとがっかりして帰った記憶がある。ねぷた小屋にむやみに入れるようにするとイタズラされるかもしれないと危惧されるかもしれないが、なんとか、子どもたちなどにねぷた小屋の中の様子やねぷた本体を見ることができるような環境を作って欲しい。将来のねぷたバカのために。

桜田市長
今年の弘前ねぷた祭りから、弘前市が所有する折りたたみ式ねぷたの絵は、8月に新作を貼ってお披露目する形を取る。8月1,2日に公開したのち、青森10市大祭典など様々な地域へ派遣しお披露目することとなるので楽しみにしてほしい。

フォーラム終了後、懇親会の場に、桜田市長、三浦会長も参加いただき、熱くねぷたについて語り合いました!
次回開催は、秋の予定です。